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LUMINE meets ART PROJECT

メインビジュアル

2025.05.01NEWoMan meets ART

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum
山中 雪乃 田中 嵐&松野 有莉

  • #DISPLAY

NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museumがつくるアートスペース「Wall Street Museum」。
開業コンセプト「STORY…ING」を基に、企画・キュレーション・ディレクションしたアートを館内1・2F壁面にて常設で展示しております。今回の展示では、1Fを山中 雪乃さん、2Fを田中 嵐さん、松野 有莉さんに空間を彩っていただきました。

  • 期間
    1F:2025年2月18日(火)~
    2F:2024年2月18日(火)~
  • 場所
    ニュウマン横浜 1F ・2F壁面

1F 『山中雪乃× NEWoMan YOKOHAMA』

1F壁面ミュージアムでは山中雪乃さんの作品を紹介しています。

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Photo by Ryo Yoshiya @444448

人間の物質としての輪郭と現象としての状態の双方に注目し、そのあわいに蠢く不定形で非人間的な存在を描き続けている山中雪乃による新作を2025年2月より展示しています。
"あたらしい時代を生きる、すべてのあたらしい女性のために、あたらしい経験と出会う"をコンセプトに掲げるNEWoManという場所で、新たに表現される山中の作品をぜひ現地にてご高覧ください。

プロフィール写真

山中 雪乃

1999年 長野県生まれ。現在、東京と神奈川を拠点に活動中。
2021年 京都芸術大学 美術学部 油画専攻 学士課程修了。
2023年 京都芸術大学 大学院 美術研究科 油画専攻 修士課程修了。
これまで人間の物質としての輪郭と現象としての状態の双方に注目し、そのあわいに蠢く不定形で非人間的な存在を描く。初期より一貫して人物をモチーフとし、そのスタイルは具象的な描画からランダムなストロークを用いた抽象的な描画へと変化している。白飛びのような情報を欠いた空白、身体の隙間にだらりと流れる液体、セルフィーやアーティスト写真を思わせるエゴイスティックな表情やポーズ。それらが画面全体へ溶け込むように描かれることで、「私」から「何か」への変異のプロセスそのものを捉え、これまでの人間像から脱しつつある未完の存在としてのわれわれの姿をあらわにしている。




2F 「Le murmure du silence」-静寂の囁き-

2F壁面ミュージアムのキュレーションテーマは「Le murmure du silence」-静寂の囁き-。

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Photo by Ryo Yoshiya @444448

本展では、「本質的な美しさ」をテーマとし、田中 嵐さんと松野 有莉さんの作品を紹介します。田中さんは結晶を媒体とし、死生観や時間をテーマに作品を制作、松野さんは複雑な思考や感情が反芻される様子を絵画に表現しています。この展示を通じて、日常の風景や時間に内包された本質的な美しさが、異なる視点から浮かび上がり、私たちにとっての「今」と「永遠」を問いかける空間が生み出されます。

田中 嵐

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田中さんは、液体が時と共に⽴体へと変化していく結晶化の⾃然現象を表現媒体とし、消えゆく瞬間を可視化します。振動や音もまた結晶の触媒として機能し、時間と共に失われるはずの存在が作品に永遠に封じ込められ、私たちの前に現前するのです。

松野 有莉

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松野さんは、移り変わる景色を眺める行為を通じて自己を見つめ、複雑な思考や感情が反芻される様子を絵画に表現します。彼女の作品は、日常の風景に潜む微細なノイズや静けさを、観察の中で浮かび上がらせる試みでもあります。

[キュレータープロフィール]
齋木優城/Yuki Saiki
キュレーター/リサーチャー。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程修了後、 Goldsmiths, University of London MA in Contemporary Art Theory修了。国立新美術館学芸課研究補佐員、Avant Arte、AllRightsReservedを経て現職。

プロフィール写真

田中 嵐/Arashi Tanaka

2000年 福岡県生まれ。
ミクストメディアアーティスト。ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ卒業。

プロフィール写真

松野 有莉/Yuri Matsuno

2000年 茨城県生まれ
2024年~武蔵野美術大学修士課程美術専攻油絵コース在籍
近年の主な活動に、第1回ホルベインゴールデン学生サポーター(2022~2023)、武蔵野美術大学ギャラリーストーカー対策委員会代表(2023~)。
主な展示に、「Take a walk」(PATH ARTS・東京、2023)、「つれていって・押さえないで」(opaltimes・大阪、2024)など。

  • NEWoMan meets ART PROJECT

    NEWoMan meets ART
    アートと人々の未来の地図を描くプロジェクト。
    お客さまの日々の生活を豊かにする「アートのある毎日」を提案。
    ルミネ館内における展示や、暮らしに取り入れやすい作品を揃えたアートフェアの開催など、アートとの自由な出合いの場を創出します。