FASHION
WINDOW DISPLAY
異素材を組み合わせ、懐かしさとフューチャー感を表現したウィンドウディスプレイ
2025.03.05
2025年2月20日(木)から3月31日(月)まで、ルミネ各館では「Fusion of the Future -未来の美とリアリティの融合」をテーマにしたウィンドウディスプレイを展開しています。どことなく未来感がありながらも、懐かしさや現実味を感じるこのデザインは、どのようにして生まれたのでしょうか。アートディレクションとデザインを務めたいすたえこさんにお話をうかがいました。
新旧の素材をミックス
今回のテーマは「Fusion of the Future -未来の美とリアリティの融合」。一方、春はパステルカラーや柔和なイメージを持っています。いすさんは、春らしい柔らかさを残しながらも、シルバーやネイビー、イエローなどのクールな配色を取り入れてほしいとのリクエストを受けたといいます。
「最初に聞いたときには、新鮮だなと思いました。CGなどの視覚効果を駆使したK-POPのように洗練されていて、フューチャー感があるものもイメージに近いと思いましたが、さらにルミネさんだからできる新しい春のイメージを求められているなと感じたんです」
「最初に聞いたときには、新鮮だなと思いました。CGなどの視覚効果を駆使したK-POPのように洗練されていて、フューチャー感があるものもイメージに近いと思いましたが、さらにルミネさんだからできる新しい春のイメージを求められているなと感じたんです」
未来の新しい美をつくり上げるためには、「これまでのファッションやカルチャーからの解放が必要だと感じた」と、いすさんは続けました。
「近ごろの世の中には、どこか閉塞感があるような気がしています。そんななかでY2Kファッションがトレンドとして長く愛されているのは、楽しかった時代、自由だった時代への憧れがあるのかなと。ポジティブなオーラと懐かしさが新鮮で、かつての時代のように自分らしさをもっと楽しみたいという想いがあるからなのではないでしょうか」
そうした観点から、まったく新しいものをつくりあげるというよりも、懐かしさのなかにフューチャー感のあるデザインや素材を取り込んでみようと考えたいすさん。新旧のテクスチャのミックスやテクノロジーへの挑戦をコンセプトにしたのだといいます。
「近ごろの世の中には、どこか閉塞感があるような気がしています。そんななかでY2Kファッションがトレンドとして長く愛されているのは、楽しかった時代、自由だった時代への憧れがあるのかなと。ポジティブなオーラと懐かしさが新鮮で、かつての時代のように自分らしさをもっと楽しみたいという想いがあるからなのではないでしょうか」
そうした観点から、まったく新しいものをつくりあげるというよりも、懐かしさのなかにフューチャー感のあるデザインや素材を取り込んでみようと考えたいすさん。新旧のテクスチャのミックスやテクノロジーへの挑戦をコンセプトにしたのだといいます。
使用したのは、レトロな印象の素材として知られる波型のアクリル板や、トレンドであるシアー感を持つオーロラカラーのシートや布。「実際に組み合わせたところ、思っていたよりも相性がよかったです」といすさんは話します。
「最初はサイバー感を意識したデザインにしようと考えたのですが、シルバーだけだと少しさびしいなと思い直したんです。そこでオーロラのような偏光カラーを取り入れ、春らしさを表現しました。それから、見る角度によって違う印象を受けるという感じにも挑戦したいということもあって、波型のアクリルを使用しました。ウィンドウを歩きながら見ていくと、波型のアクリルとオーロラのシートが重なり合い、歩くたびに違う表情を見せてくれるので、ぜひともその変化を楽しんでいただきたいです」
もうひとつのコンセプトである「テクノロジーへの挑戦」は、自身の制作で初となる3DCGを使ってデジタルの可能性を表現したそう。3DCGのプロフェッショナルと組み、ロゴまわりやモチーフのグラフィックをつくりあげました。さらに、このデザインの世界観を活かしたスペシャルムービーがSNSで発信されます。
「新しい試みとなるムービーもぜひ見ていただきたいです。ルミネさんは、新しいコト・モノを取り入れると同時に、しっかりと王道をおさえてくれるのが魅力ですよね。だからこそ、幅広い客層に受け入れられる場所なんだと感じています。それから、若い方にとっては少し背伸びしたら手の届く、ほどよい大人感がありますよね。今回のウィンドウディスプレイのデザインにも『王道感を持ちながらも、いろんな人たちに刺激を与えることができたらいいな』という思いも込めています。春という始まりの季節に、なにかに挑戦したくなってもらえたらうれしいですね」
未来感と懐かしさ、新旧がミックスした今回のウィンドウディスプレイ。
そのなかに芽吹く新しい季節の気配は、見る人を前向きな気持ちにさせてくれます。
「最初はサイバー感を意識したデザインにしようと考えたのですが、シルバーだけだと少しさびしいなと思い直したんです。そこでオーロラのような偏光カラーを取り入れ、春らしさを表現しました。それから、見る角度によって違う印象を受けるという感じにも挑戦したいということもあって、波型のアクリルを使用しました。ウィンドウを歩きながら見ていくと、波型のアクリルとオーロラのシートが重なり合い、歩くたびに違う表情を見せてくれるので、ぜひともその変化を楽しんでいただきたいです」
もうひとつのコンセプトである「テクノロジーへの挑戦」は、自身の制作で初となる3DCGを使ってデジタルの可能性を表現したそう。3DCGのプロフェッショナルと組み、ロゴまわりやモチーフのグラフィックをつくりあげました。さらに、このデザインの世界観を活かしたスペシャルムービーがSNSで発信されます。
「新しい試みとなるムービーもぜひ見ていただきたいです。ルミネさんは、新しいコト・モノを取り入れると同時に、しっかりと王道をおさえてくれるのが魅力ですよね。だからこそ、幅広い客層に受け入れられる場所なんだと感じています。それから、若い方にとっては少し背伸びしたら手の届く、ほどよい大人感がありますよね。今回のウィンドウディスプレイのデザインにも『王道感を持ちながらも、いろんな人たちに刺激を与えることができたらいいな』という思いも込めています。春という始まりの季節に、なにかに挑戦したくなってもらえたらうれしいですね」
未来感と懐かしさ、新旧がミックスした今回のウィンドウディスプレイ。
そのなかに芽吹く新しい季節の気配は、見る人を前向きな気持ちにさせてくれます。
期間/2025年2月20日(木)~3月31日(月)予定
ウィンドウテーマ/Fusion of the Future -未来の美とリアリティの融合
実施館/ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ルミネ有楽町、ルミネ北千住、ルミネ池袋、ルミネ町田、ルミネ荻窪、ルミネ大宮、ルミネ横浜
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Art Direction & Design/いすたえこ(@isu_taeko)
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■関連記事
>> ルミネが考えるサステナブルなウィンドウ作り 文化服装学院+edenworks+装苑
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Art Direction & Design/いすたえこ(@isu_taeko)
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