LIFESTYLE
プロのスタイリストが教える「STYLING ACADEMY For ファッションを楽しむママ」開催
2025.04.18
2025年3月27日(木)、ルミネ横浜とニュウマン横浜の2館合同企画として、ルミネ横浜で「STYLING ACADEMY For ファッションを楽しむママ」が開催されました。
ママになって子どものいる生活には慣れてきたけれど、いつのまにかおしゃれの楽しみ方がわからなくなってしまった。そんな悩みを持つ女性たちに向け、トークショーとスタイリング提案を通してファッションの魅力を再認識してもらうイベントです。
登壇したのは、ご自身も二児の母であり、ファッションメディアを中心に活躍するスタイリストの小山田早織さん。小山田さんが提案するスタイリングは、働く女性たちの悩みに向き合い、シンプルなのにこなれた印象だと幅広い年齢層の女性たちから人気です。
プロによるさまざまなアドバイスが得られた本イベントの様子をレポートします。
ママになって子どものいる生活には慣れてきたけれど、いつのまにかおしゃれの楽しみ方がわからなくなってしまった。そんな悩みを持つ女性たちに向け、トークショーとスタイリング提案を通してファッションの魅力を再認識してもらうイベントです。
登壇したのは、ご自身も二児の母であり、ファッションメディアを中心に活躍するスタイリストの小山田早織さん。小山田さんが提案するスタイリングは、働く女性たちの悩みに向き合い、シンプルなのにこなれた印象だと幅広い年齢層の女性たちから人気です。
プロによるさまざまなアドバイスが得られた本イベントの様子をレポートします。
スタイリストの小山田早織さん。
ファッションに迷うママたちにアドバイス
イベントが始まると、グレーを基調としたチェックのテーラードジャケット姿の小山田さんが入場。会場からは大きな拍手が湧きました。
前半のトークショーは、参加者から事前にもらっていた質問から、4つのテーマをもとに進行しました。
最初の質問は、「自分に似合うコーディネートとは?」。「20代で似合っていた色がその後もずっと似合うとはかぎらないと思うので、常にアップデートすることが大切です。今日紹介するスタイルやアイテムを楽しみながら取り入れていただくと、自分のスタイルを見つけられると思います」と小山田さん。
そしてふたつ目は「おしゃれに見える服の選び方や取り入れ方のコツはありますか?」というもの。ママになると動きやすさや洗いやすさ、スタイルカバーを優先しがちでワンパターンになってしまうというコメントが添えられていました。
小山田さんの回答は「私はワンパターンでいいと思っている派です」という頼もしいもの。「ワンパターンでも、特に素材選びを意識することがおしゃれの第一歩になります」と、会場のトルソーやハンガーに掛けられたアイテムを手に取り、「たとえば、春は透け感のあるものやリネンの混じったものなど、軽やかな雰囲気のものを取り入れるとイメージが変わります」と解説しました。
前半のトークショーは、参加者から事前にもらっていた質問から、4つのテーマをもとに進行しました。
最初の質問は、「自分に似合うコーディネートとは?」。「20代で似合っていた色がその後もずっと似合うとはかぎらないと思うので、常にアップデートすることが大切です。今日紹介するスタイルやアイテムを楽しみながら取り入れていただくと、自分のスタイルを見つけられると思います」と小山田さん。
そしてふたつ目は「おしゃれに見える服の選び方や取り入れ方のコツはありますか?」というもの。ママになると動きやすさや洗いやすさ、スタイルカバーを優先しがちでワンパターンになってしまうというコメントが添えられていました。
小山田さんの回答は「私はワンパターンでいいと思っている派です」という頼もしいもの。「ワンパターンでも、特に素材選びを意識することがおしゃれの第一歩になります」と、会場のトルソーやハンガーに掛けられたアイテムを手に取り、「たとえば、春は透け感のあるものやリネンの混じったものなど、軽やかな雰囲気のものを取り入れるとイメージが変わります」と解説しました。
ベーシックアイテムを見直してみよう
「本来はクローゼットにある服だけで十分素敵に魅せられるはずなのに、意外と大事なベーシックなアイテムが揃っていないことがあります」と付け加えました。
たとえば、デニム。シルエットは定番のストレートやスキニーから、バルーン、バレルレッグなど進化しています。カラーも白、黒、ワンウォッシュにクラッシュ入りなどさまざま。
「まずは自分の見せたいスタイルに合うデニムを知る必要があると思います。流行を取り入れたいなら、手持ちのアイテムとどんなふうに合わせられそうか考えてみましょう。私も毎回すごく考えるんです」とのこと。
クローゼットには洋服がたくさんあるのに、なぜか着たい服がないという悩みは多くの人が持っています。小山田さんはクローゼットを常に更新する「循環型クローゼット」を実践しているといいます。
「今日着ているジャケットはいまは気に入っていますが、来年にはもう気分じゃないと思うかもしれません。そうしたら潔くフリマアプリなどに出すようにしています」とアップデート方法を伝授。
「誰かにいただいたとか、褒められたなど、“他人軸”のアイテムは思い切って手放すのもひとつの手。自分が気に入って買った“自分軸”の服を着ると、テンションも上がります」と小山田さんが語りかけると、参加者のみなさんも共感したのか、にこやかにうなずいていました。
たとえば、デニム。シルエットは定番のストレートやスキニーから、バルーン、バレルレッグなど進化しています。カラーも白、黒、ワンウォッシュにクラッシュ入りなどさまざま。
「まずは自分の見せたいスタイルに合うデニムを知る必要があると思います。流行を取り入れたいなら、手持ちのアイテムとどんなふうに合わせられそうか考えてみましょう。私も毎回すごく考えるんです」とのこと。
クローゼットには洋服がたくさんあるのに、なぜか着たい服がないという悩みは多くの人が持っています。小山田さんはクローゼットを常に更新する「循環型クローゼット」を実践しているといいます。
「今日着ているジャケットはいまは気に入っていますが、来年にはもう気分じゃないと思うかもしれません。そうしたら潔くフリマアプリなどに出すようにしています」とアップデート方法を伝授。
「誰かにいただいたとか、褒められたなど、“他人軸”のアイテムは思い切って手放すのもひとつの手。自分が気に入って買った“自分軸”の服を着ると、テンションも上がります」と小山田さんが語りかけると、参加者のみなさんも共感したのか、にこやかにうなずいていました。
ルミネやニュウマンに来たら店頭のトルソーをチェック
「おすすめの着回しアイテムはありますか?」という3つ目の質問に、「やっぱりシャツですね」と小山田さん。シャツを重ね着させているトルソーに近づき、「これからの季節はジャケットの上に軽く巻いてもいいですし、もちろんジャケットの下にも着られますし、タイトなパンツやスカートを履いたときに腰周りに巻いても使えます」とシャツを手に取ってアレンジを見せてくれました。
小山田さんは「ルミネやニュウマンにショッピングに出かけたときは、店頭にディスプレイされているトルソーのスタイリングがかわいいと思ったら、その服を試着するようにしています」と話します。購入したことがないブランドを試すのも、新しい自分を発見するきっかけになるのでおすすめだと語りました。
そして、最後のテーマとなる質問は「育児が中心になりがちですが、それでもファッションを楽しむためのアドバイスはありますか?」というものです。
「気持ちのコンディションがいい日を増やす努力は大切ですよね。私は1日中子どもと家にいるだけの日にもダイヤのピアスをつけたりします。ママが自分を鼓舞するようなアイテムを身につけて笑顔になるのは、子どもや家族にとってもいいことなんじゃないかと思います」と言葉に力がこもりました。
「いまみなさんに足りないのは、きっと自分を大事にする時間や気持ちだと思います。今日、せっかくこうやってお会いできたので、それだけは持ち帰っていただきたいですね」とトークショーを締めくくりました。
小山田さんは「ルミネやニュウマンにショッピングに出かけたときは、店頭にディスプレイされているトルソーのスタイリングがかわいいと思ったら、その服を試着するようにしています」と話します。購入したことがないブランドを試すのも、新しい自分を発見するきっかけになるのでおすすめだと語りました。
そして、最後のテーマとなる質問は「育児が中心になりがちですが、それでもファッションを楽しむためのアドバイスはありますか?」というものです。
「気持ちのコンディションがいい日を増やす努力は大切ですよね。私は1日中子どもと家にいるだけの日にもダイヤのピアスをつけたりします。ママが自分を鼓舞するようなアイテムを身につけて笑顔になるのは、子どもや家族にとってもいいことなんじゃないかと思います」と言葉に力がこもりました。
「いまみなさんに足りないのは、きっと自分を大事にする時間や気持ちだと思います。今日、せっかくこうやってお会いできたので、それだけは持ち帰っていただきたいですね」とトークショーを締めくくりました。
トレンドと便利さを散りばめた6つのコーディネート
そして後半は会場に用意された6つのコーディネイトを解説。ルミネ横浜からは「IÉNA(イエナ)」「Mila Owen (ミラ オーウェン)」「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」、そしてニュウマン横浜からは「Drawing Numbers(ドローイング ナンバーズ)」「1er Arrondissement(プルミエ アロンディスモン)」「THE NORTH FACE 3(march)(ザ・ノース・フェイス マーチ)」と、合計6ブランドからアイテムがセレクトされました。
今期のトレンドカラーとして小山田さんが紹介したのが、「TOMORROWLAND」の「Ballsey(ボールジィ)」のジャケットにも使われている甘いイエロー。同じコーディネートでは、「スカーフもいまのトレンドアイテムです」と華やかな色合いのスカーフをバッグに巻き付けています。
トレンドの形として紹介されたのが、黒のジレ。こちらも「TOMORROWLAND」のものです。「このジレのように新しい形のアイテムは店頭のトルソーに着せてあることが多いです。気になったら試着していただきたいですね」と、やはりトルソーのチェックは欠かせません。
トップスをカーディガン on カーディガンにしたコーディネートには、アウトドアブランドである「THE NORTH FACE 3(march)(ザ・ノース・フェイス マーチ)」のパンツを合わせていました。「機能的で着回しがきく」と、小山田さんは「THE NORTH FACE」ブランドのアイテムを重宝しているそうです。
サロペットは引き続き注目のアイテム。「Drawing Numbers」のサロペットに、「Mila Owen」のブラウスを合わせています。「ブラウスの袖がゴムなので、動きやすく気が利いていますね。サロペットはジャージ素材で、伸縮性があって着やすいです」と小山田さん。
6つのスタイリングはどれも今年のトレンドをおさえており、手に取ってみたいアイテムばかり。イベント終了後には、実際にアイテムに触れて確認する参加者さんもいました。
今期のトレンドカラーとして小山田さんが紹介したのが、「TOMORROWLAND」の「Ballsey(ボールジィ)」のジャケットにも使われている甘いイエロー。同じコーディネートでは、「スカーフもいまのトレンドアイテムです」と華やかな色合いのスカーフをバッグに巻き付けています。
トレンドの形として紹介されたのが、黒のジレ。こちらも「TOMORROWLAND」のものです。「このジレのように新しい形のアイテムは店頭のトルソーに着せてあることが多いです。気になったら試着していただきたいですね」と、やはりトルソーのチェックは欠かせません。
トップスをカーディガン on カーディガンにしたコーディネートには、アウトドアブランドである「THE NORTH FACE 3(march)(ザ・ノース・フェイス マーチ)」のパンツを合わせていました。「機能的で着回しがきく」と、小山田さんは「THE NORTH FACE」ブランドのアイテムを重宝しているそうです。
サロペットは引き続き注目のアイテム。「Drawing Numbers」のサロペットに、「Mila Owen」のブラウスを合わせています。「ブラウスの袖がゴムなので、動きやすく気が利いていますね。サロペットはジャージ素材で、伸縮性があって着やすいです」と小山田さん。
6つのスタイリングはどれも今年のトレンドをおさえており、手に取ってみたいアイテムばかり。イベント終了後には、実際にアイテムに触れて確認する参加者さんもいました。
会場の隣の部屋では託児サービスも。参加したママが安心してショッピングを楽しめるよう、イベント開催中はもちろん、終了後も1時間利用が可能。
好きなファッションを思い出して
最後に、参加者のみなさんからあらためて小山田さんへの質問を受け付けました。「ネット通販でのサイズ選びにポイントはありますか?」という質問に、「ネットで買うのであれば、フリーサイズのトップスやワンピース、ジャケットがいいですね」。パンツは店頭での試着が大事とのことでした。
いつもモノトーンなのでカラーの取り入れ方がわからないというお悩みには、「顔から離れた位置から取り入れるのをおすすめしています」と返答。「たとえばパンツやスカート、バッグ、靴などから始めてみてください。好きな色のストールを1枚持っておくのもおすすめです」と話しました。
「母になってから、自分がどんなふうになりたいかもわかりません。迷子になっています」という切実なお悩みには、小山田さんも「自分のことを考える時間が本当にないですよね」と共感。「今回用意した6つのコーディネートで着てみたいものがあるなら、なぜそのコーディネートが気になったのかも掘り下げてみてはどうでしょうか?」とアドバイスします。
日々頑張るママたちに向け、最後に小山田さんから「みなさんはいつも家族を優先していると思うので、ぜひ今日は自分が好きなことや、好きなファッションを思い出してみてください」とメッセージが送られ、盛況のうちにイベントは終了。小山田さんが話したさまざまなヒントから、参加者たちが“装う楽しさ”を発見する機会となりました。
PROFILE
小山田早織/スタイリスト
数々のファッション誌でのキャリアを経て広告やファッションメディアを中心にスタイリングを手がける。シンプルながらも、こなれた印象をつくるスタイリングに定評があり、幅広い年齢層の女性から支持を集める。2017年『身の丈に合った服で美人になる』、2019年『通勤服に悩まない』を出版。近著は『稼働率100%クローゼットの作り方』、他YouTubeチャンネル『Styling of Life』も話題。
===================
■こちらもおすすめ
>> 新鮮な郡山ブランド野菜が彩る、「ご自愛ごはん」料理体験イベント
いつもモノトーンなのでカラーの取り入れ方がわからないというお悩みには、「顔から離れた位置から取り入れるのをおすすめしています」と返答。「たとえばパンツやスカート、バッグ、靴などから始めてみてください。好きな色のストールを1枚持っておくのもおすすめです」と話しました。
「母になってから、自分がどんなふうになりたいかもわかりません。迷子になっています」という切実なお悩みには、小山田さんも「自分のことを考える時間が本当にないですよね」と共感。「今回用意した6つのコーディネートで着てみたいものがあるなら、なぜそのコーディネートが気になったのかも掘り下げてみてはどうでしょうか?」とアドバイスします。
日々頑張るママたちに向け、最後に小山田さんから「みなさんはいつも家族を優先していると思うので、ぜひ今日は自分が好きなことや、好きなファッションを思い出してみてください」とメッセージが送られ、盛況のうちにイベントは終了。小山田さんが話したさまざまなヒントから、参加者たちが“装う楽しさ”を発見する機会となりました。
PROFILE
小山田早織/スタイリスト
数々のファッション誌でのキャリアを経て広告やファッションメディアを中心にスタイリングを手がける。シンプルながらも、こなれた印象をつくるスタイリングに定評があり、幅広い年齢層の女性から支持を集める。2017年『身の丈に合った服で美人になる』、2019年『通勤服に悩まない』を出版。近著は『稼働率100%クローゼットの作り方』、他YouTubeチャンネル『Styling of Life』も話題。
===================
■こちらもおすすめ
>> 新鮮な郡山ブランド野菜が彩る、「ご自愛ごはん」料理体験イベント